「リング」(98年)を手掛けたことで有名な、ホラーの巨匠・中田秀夫監督、KAT-TUN・亀梨和也主演の映画「事故物件 恐い間取り」が公開になりましたね。
不動産賃貸に関するテーマなので、興味津々といかないまでも興味ありです。
<事故物件住みます芸人>として活動する、原作者の実体験を基にしたノンフィクションというから驚きですね。ベストセラーになるほど売れているとは、事故物件に興味のある方が多いのでしょうか。
不動産会社に勤めている身としては、確かに過去にお部屋で亡くなられた方は何人もいらっしゃいました。
待ち合わせに来ないので迎えに行こうと玄関の窓からのぞいたらお部屋で倒れていたり、無断欠勤をしたので会社の方と警察立ち合いで入室したらすでに亡くなられていたり…病死や自然死の場合は厳密には事故物件になりませんが、知る限りはそのお部屋をご覧になる方にお話ししています。
入居してから知ったら嫌な方もいらっしゃいますからね。
個人的に印象深いのは、所有者さんの息子さんがお部屋で首つりをしたケースです。
バイク事故で下半身が不随でしたので、ドアノブまで這って行きタオルを首をかけて亡くなりました…。
その物件は事故物件になりますから、後日お荷物の撤去やハウスクリーニングを行い、お家賃を相場の2/3程度で募集したところお問い合わせが殺到!!
1日に10回以上、事故物件になった経緯を電話でご説明しました…。
ただマンションの立地や設備が良かったこともあり、即日お申込が3、4件入りました。
気にされない方からしますとお家賃は相場よりぐっとお安いですからね。
この映画の内容はまだわかりませんが、そんなこんなで免疫もあることですし、せっかくだから見てみようか…迷うところです。