矢来とは竹矢来(竹を斜めに交差させて作る囲いや柵)のこと。
寛永五年(1628)酒井讃岐守忠勝が下屋敷を頂戴したとき、
敷地の周囲に土手を築き表門から東に83m、西に500mをとりあえず竹矢来とした。
同十六年(1639)の火災のとき将軍家光が避難し、
そのとき竹矢来周りを終夜御家人が厳重警戒した。
爾来酒井家では、このことを永久に記念して築地塀に改めなかったので、
屋敷前(早稲田通り)の一帯を俗称矢来下といった。
早稲田通りから南が酒井邸で竹矢来はほぼ通りに面してあったという。
歴史ある街神楽坂、、、また別の地名をご紹介します。